ネーム刺繍の職人
昭和51年にリフォームした実家には
たくさんの昭和型板ガラスが使われていました。
ネーム刺繍の職人だった父が踏むミシンの音が響いていたのが今でも耳に残っています。
歩くだけでも振動でガラスが揺れたり
怒って思いっきり戸を閉めると割れそうになって叱られたり
薄くて隙間があって冬は寒かったけど そこには暖かい想い出がたくさんあります。
すりガラス越しに見える働く父母の姿が今でも蘇ってきます。
小さい頃は『夜空』のガラスに紙をあてて鉛筆でこすって
柄を写したりして遊んだりとほっこりする懐かしい昭和の想い出が次々と蘇ります。
ありがとうございました。
3月の初めに回収のメールをいただきました。
解体の日が迫り急ではありましたがなんとか間に合いました。
今までの想い出と違うところは、想いの詰まったお宅を拝見しお話を聞いて想い出をイメージできるところでした。
想い出を送っていただいた時は、胸が熱くなりました。
お父様の仕事をしていた風景など想いを共有できました。
本当にありがとうございました。
これからも素敵な想い出をたくさんお届けできるように頑張りたいです。
pieni