姉のガラスの想い出話です。
アラビヤンの模様が怪獣に見えて怖かった好きじゃなかった。
夏にはガラス戸を外して玉のれんにしていたんですがガラス戸が重くて毎年苦労していました。
私もアラビヤンの規則性のない柄が子供ながらに意味不明な柄と思ってました。
大人になっても変な柄という認識はかわらなかったです。
母は昭和ガラスに名前が付いてることは知らずに生きていましたが
名前を教えて頂きさらに愛着が湧いたそうです。
なぜ両親がこの柄(アラビヤン)を選んだのか、母は覚えてないと言うのでわかりません。
スウェーデンハウス(大府展示場)の玄関入って
すぐの壁にかげろうのようなガラスが使われており
うちにあったかげろうを使って同じようにしたいと思ったのですが
そういう作業をできる職人さんが亡くなられたため
新築の家で使うこと(再利用)を諦めガラスを全てお譲りしました。
作って頂いたガラス製品だけが我が家に残ったのです。
ありがとうございました。
『アラビヤン』
セントラル硝子株式会社 昭和43年製造
『かげろう』
日本板硝子株式会社 昭和37年製造
アラビヤンはレスキューであまり見かけないガラスです。
最初にアラビヤンに出会った時はとても嬉しかったです。
独特な模様は想い出にもありましたが、怪獣に見えることもあります!!
変な柄だなと思いますが、『アラビヤン』という名前を聞くと納得します。
名前はとても大切なものなんだと実感します。
『かげろう』を見た時は感動しました。
『かげろう』『こだち』などの6ミリガラスは大きな建具の大きく一面に使われることが多く、存在感があります。
本来なら建具として使っていただけると嬉しいのですが
新しい家には使うことができなかったということでレスキューをさせていただきました。
6ミリガラスは柄も大きく、小さい作品には良さが発揮されません。
大きな建具に入ってこその『かげろう』ですが、想い出をカタチに変えてお届けしました。
貴重な想い出をありがとうございました。
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pieni