M様 『からたちの窓』
2022.08.19からたちの窓 幼い頃. . . 夜中のお手洗いは何だか、怖かった。 少し見上げた所に小さな窓があった。 からたち模様だった。 薄暗い空間から、窓にしばしば目線がいった。 じーと、見ていると模様が人の頭に見えた。 それも、たくさん。 窓の向こう側から、何かが、入ってくる感じがして、怖い思いをしていまし...
READ MORE私の想い出『ハイウェイ』
『繋がる道をイメージしているようです。幼少の頃は、名前を知らないのですが、その道を目で辿って、ループしていました。何を考えるでもなく、ひたすらループしていました。今もガラスを見ると、その時のように頭の中でループしてしまいます。』
あなたの想い出を聞かせてください。
あなたは『昭和レトロガラス』にどんな想い出がありますか?
笑ったお話・怒られたお話・悲しいお話… なんでもOKです。
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からたちの窓 幼い頃. . . 夜中のお手洗いは何だか、怖かった。 少し見上げた所に小さな窓があった。 からたち模様だった。 薄暗い空間から、窓にしばしば目線がいった。 じーと、見ていると模様が人の頭に見えた。 それも、たくさん。 窓の向こう側から、何かが、入ってくる感じがして、怖い思いをしていまし...
READ MORE小鳥の手袋 部屋のベランダに使われていた この模様のガラスが星空のようで綺麗で可愛くて、小さい頃から大好きでした。 柔らかい陽の光が差すこのガラス窓のすぐそばに座り、好きな本を読んだり。 冬には父がお土産に買ってきてくれた甲に愛らしい小鳥のイラストが入った手袋をはめて、ガラスの模様を指でなぞってあげ...
READ MORE退屈な時間… わたしは今、60歳になりました。 昭和40年に立てた実家に引っ越した時は、4歳でした。 幼い頃から病気がちだったわたしは、天井や柱引き戸などを眺めて過ごすことが多くありました。 元気になることを願いながら床についているだけの生活はつまらないものですが、何かの形に見えるおもし...
READ MORE夏とみどり 祖母の家から海が近く 歩いて5分程で到着する環境だったので 家から水着を着て出掛けて びしょびしょのまま家に帰り従姉妹みんなでお風呂に直行していました。 海での楽しかったことやびっくりしたことなどを 潮を洗い流しながらワイワイしゃべって。 その時のお風呂の引戸が『みどり』の柄だったので...
READ MOREネーム刺繍の職人 昭和51年にリフォームした実家には たくさんの昭和型板ガラスが使われていました。 ネーム刺繍の職人だった父が踏むミシンの音が響いていたのが今でも耳に残っています。 歩くだけでも振動でガラスが揺れたり 怒って思いっきり戸を閉めると割れそうになって叱られたり 薄くて隙間があって冬は寒か...
READ MORE縁側で日向ぼっこ 昔、ガラス戸のある縁側で 曽祖母がよく日向ぼっこをしていたのを思い出します。 晩年の曽祖母は物を忘れる事が多くなり そのうちに孫やひ孫の名前もほとんど忘れてしまいました。 ある時、曽祖母が縁側で日向ぼっこをしながら ゆっくりとした調子で 「パン…パン…」 と...
READ MOREいろんな模様 実家の隣におばあちゃんのおうちがあり 学校帰りや休みの日は常におばあちゃんの家に行っていました。 こちらで使われているガラスがおばあちゃんの家でも使われていて よく紙を当てて色鉛筆などで擦って模様を出して遊んでいました。 いろんな模様があるため みんな違った感じに出来上がるので それが...
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