「こと」の作品を 実物を手に取って
当時住んでいた部屋の様子がありありと思い出されました。
ガラス戸の上半分は透明で、下半分が「こと」の柄のガラスでした。
寝床から月を見上げるのが好きで、「こと」の柄の上に浮かぶ月を長い時間眺めていたことを思い出しました。
また、ガラスの立体面が室内向きだったので、紙を当ててクーピーペンシルでこすって柄を映し出して遊んだこともありました。
こんなに素敵なガラスなのに、どうして今の建築では使われないのでしょうね。
素敵な文化なので復活してくれたらいいのになと思います。
貴重なガラスで素晴らしい作品を生み出してくださることに感謝です。
ありがとうございました。
『こと』
日本板硝子株式会社 昭和44年
「こと」は人気があり多く使われているガラスです。
シンプルで飽きの来ない柄。和室にも洋室にも使われています。
寝室から型板ガラスに浮かぶ『月』
私も小さい頃に見た型板ガラス越しの風景を今でも思い出します。
当時は当たり前にあったガラスたちは、何気ない生活の記憶の中に入っています。
クーピーペンシルでこすって柄を出して遊んだ…
幼い頃は今のように遊び道具も少なく、身近なもので遊んでいました。
ガラスに紙を当ててこすることが楽しかった!
そして、こすりたくなるような柄だったんだと思います。
子供心に型板ガラスたちは素晴らしい芸術品だったんだと思います。
そんなガラスたちが少しでも残せるように頑張ります。
貴重な想い出をありがとうございました。
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