今でも90歳になる母が住んでいます。
父が大工さんと考えた家。
私と同じ築56年。
考えてみれば、障子であるところが全て板ガラスでした。
田の字型の間取りは家の中をグルグル回れます、一つ違いの妹と家の中をグルグル駆け回っていました。
当然、ガラス戸にぶつかって良く割りました。
割ってしまうと、罰として妹と2人で割れたガラス戸を木枠ごと外して
近所のガラス屋さんまで持って行って直してもらいます。
今、考えたら子どもにそんな危ない事をさせるなんてと思いますが
子ども心に職人さんの手際良さに感心しました。
持って行くと子どもには優しくしてくれました。
広い倉庫みたいなところから、同じ模様を探してもらいます。
確か、同じのがもうなかった事もあり別のを入れてもらっ事もありました。
その時から色んな模様があったのですね。
今は実家を離れて、記憶のかけらに、板ガラスの模様が子どもの時の思い出と一緒によみがえりました。
板ガラスのおかげで家の中も明るい家でした。
女の子3人家の中を、グルグル駆け回って元気に明るく育ちました。
ありがとうございました。
『まつば』
日本板硝子株式会社 昭和40年
「まつば」縁起の良い松の葉が折り重なり部屋全体を包んでくれている型板ガラスです。
ガラスレスキューの際、大きな板ガラスの『まつば』の建具を見た時は感動しました。
大きなガラスは割れやすいですね。その割れたガラスはガラス屋さんに変えてもらいます。
私も何度か割ったことがあります。
しかし、自分で建具を持っていくことはなかったなぁ〜
『近所のガラス屋さんまで持って行って…』
今では考えられないかもしれませんが、職人の優しさと仕事の手際の良さを実感したことも良い経験だと思います!
お父様の考えた家で過ごす幸せな家族、想い出の中に感じることができますね!
女の子三人の駆け回る様子が目に浮かびます!
貴重な想い出をありがとうございました。
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pieni