研究概要
細長い葉のような模様が散りばめられた型板ガラス。
ある資料をきっかけに、このガラスが「シエスタ」と呼ばれていることを知りました。
調べていくと、海外にも「SIESTA」という名前の型板ガラスが存在していたことが分かりました。
しかし、それが現在調べているガラスと同じものなのかは、まだ確認できていません。
研究情報
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質問・きっかけ
数年前に一度、このガラスを見かけたことがありました。
そして今年の夏、愛知県豊田方面で1日に2件のガラスレスキューに伺ったところ、偶然にも2軒のお宅から同じガラスを発見しました。
「もしかすると、この地域には多く残っているガラスなのだろうか?」
お客様にも聞いてみましたが、詳しいことは分かりませんでした。
以前見つけた時の記録も残っておらず、その頃は「シエスタ」という名前も知りませんでした。
そこで、このガラスについて改めて調べてみることにしました。
現在の考察
海外の古い資料を調べていくと、1965年にPilkington Glass Limitedが「SIESTA」という名称の型板ガラスを新しい柄として紹介していたことが分かりました。
年代でいうと、日本の昭和40年頃にあたります。
名前だけではなく、建築などに使用する型板ガラスとして「SIESTA」が実際に存在していたことは、大きな手掛かりになりました。
一方で、当時の写真を鮮明な状態ではまだ確認できていないため、豊田方面で発見した葉のような模様のガラスと、Pilkingtonの「SIESTA」が同じものなのかは分かっていません。
また、もし同じガラスだった場合、なぜ日本の住宅で使われていたのか、どのような経緯で日本に入ってきたのかという新たな疑問も残ります。
現在も当時の海外カタログや広告を探しながら、柄の確認を続けています。
結論
現在のところ、このガラスが「シエスタ」と呼ばれていた可能性はありますが、正式な名称や製造メーカーについてはまだ確定できていません。
一方、海外には1965年頃に「SIESTA」という名称の型板ガラスが実際に存在していたことが分かりました。
この二つが同じガラスなのか。
そして、なぜ愛知県豊田方面で続けて見つかったのか。
引き続き当時の資料を探しながら調べていきたいと思います。
もしこのガラスを見たことがある方、使われていた建物の年代をご存じの方、古いガラスのカタログや資料をお持ちの方がいましたら、お問い合わせから情報をお寄せいただけると嬉しいです。
調査ログ
2026年 夏
愛知県豊田方面で、1日に2軒のガラスレスキューに伺った際、同じ柄の型板ガラスを発見。
2026年9月
「シエスタ」という名称を手掛かりに国内資料を調査するが、メーカーや製造年代を確認できる資料は見つからず。
2026年9月
海外資料まで範囲を広げて調査。1965年にPilkington Glass Limitedが「SIESTA」という型板ガラスを紹介していた資料を確認。
現在調査中
Pilkingtonの「SIESTA」と、日本で発見した葉模様の型板ガラスが同じ柄なのか、1960年代のカタログや広告写真を探して照合中。
参考資料
・Pilkington Glass Limited「SIESTA」広告(1965年)
・1960年代の海外建築・型板ガラス関連資料
・Pilkington 型板ガラス関連資料
