想い出
私の思い出深いガラスは『ばら』です。
子供の頃、この窓ガラスのあった古い借家に住んでいました。
今は亡き母や祖母、家族や友達、親戚たちと優しくて楽しい時を刻んだ大好きな家です。
特に好きだったのは、居間にあったばら柄の窓ガラスです。
外から見える家の中の灯りや、小さいけれど一際明るい街灯の光。
柔らかい陽が差し込む時間には、ばらの柄がキラキラと輝いてうっとり。
編み物をする母のそばで、ばらの模様を眺めるのも好きでした。
引っ越してからもずっと大好きだったこの家は、震災の津波で跡形もなく消えてしまいました。
震災前に近くに来たついでに久しぶりに通ってみた時は、『ばら』の窓ガラスも現役でした。
型板ガラスの作品を知った時、このガラスのことがすぐ頭に浮かびました。
また近くで見たり触ってみたいな思っていたので、こうしてばら柄のガラスを手にすることができて本当に嬉しかったです。
これからは『ばら』のフレームとともに、あたたかい時間を刻んでいきたいなと思っています。
想い出情報
- 投稿者名
- Y 様
- 想い出のシーン
- 窓
- 想い出のシーン2
- 幼少期
