想い出
私が小学校に入学するまでだったでしょうか。
夏休みとお正月には私や従兄妹たちが、祖母の家へ集まりお泊りをするのが恒例行事でした。
そこはまさに昭和に建築された平屋の家だったとのことで、昭和型板ガラスの窓が至る所にありました。
居間へとつながる扉、台所の窓には『銀河』の模様…。
でも、あんなにたくさんあったのに幼かった私はその模様の魅力に気づいていませんでした。
おそらく親戚のお姉さんと遊べるのが当時の一番の楽しみだったのかもしれません。
数年前に優しく穏やかであった祖母が他界。
まだ残っているものの、懐かしさが詰まった「おばあちゃんのお家」に訪れる機会はすっかりなくなりました。
しかし、なぜかときどき思い出すのは『銀河』の窓。
祖母の娘である母に私は、「あの窓ガラス、どうなっているのかな…?」と聞くことも多くなり、やっぱりキラキラした模様には心ひかれていたようでした。
この度、友人に誘われてたまたま足を運んだ「北のクラフトフェア」で型板ガラスの作品と出会い、テーブルに並んだガラスを眺めていたら『銀河』と思いがけぬ再会をしました。
小さな豆皿、けれどもあの星のようなキラキラはしっかりと器に残され、輝いていました。
本当に素敵なめぐり逢いと再会でした。
ありがとうございます。
そして、みんな大人になって会えないけれど、いつか従兄妹たちに
「あの窓ガラス、覚えてる?」
と想い出を分かち合いたいです。
想い出情報
- 投稿者名
- K 様
- 想い出のシーン
- 祖父母の家
- 想い出のシーン2
- 学生時代
